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ひまわりあとがき

 なぜ28歳(当時)にもなって、あんなことをしたのか。

 

 どちらにしろ誇れるような理由も、納得してもらえるような理由もないのだが、 本当の目的は別にあった。

 

 漫画の1コマの再現。

 

 ずっと、ずっとやりたかった…

 

ヘアヌードカメラマン

 

ヘアヌードカメラマン

 

ヘアヌードカメラマン

 

ヘアヌードカメラマン

 

ヘアヌードカメラマン
井沢

 

 

 この1コマ!

 

 ずっと前から考えていただけあって、頭の中ではそれをどのように実現するかは 決まっていた。

 使う材料は針金と色紙。

 

 針金はホーマックで 購入。色紙はセントラルと ロフトに行くも、鮮やかな黄色が見つからない。 探し回った挙句、環状通にある模型屋で購入。

 

 

 Ver1.0作成開始。

 しかし、顔への固定が上手くいかない。耳にかける部分を一点で固定しようと しているから。

 これでは使い物にならない。

 

 反省を踏まえてVer2.0作成開始。

Ver2.0
Ver2.0
完成品はこんな感じ。

 

 針金部分を曲げて、眼鏡のように固定するタイプ。というか、完全オリジナルなので タイプもくそもないけど。

 針金部分が曲げれるので、自分の専用設計というわけではなく他の人も おそらく装着できる。

 

 意気揚々とVer2.0を装着し、鏡を覗きこむ。

 

 

 愕然 orz

 

 

 似合わない。

 

 というより、井沢感が出ない…

 

 

 なのでコマ再現は断念。

 

 

 

 仕方ない。

 ウォーリーでも探そうか。

 

 

 北竜のひまわり畑に行って、ひまわりの迷路の中で花になってみよう。

 

 必要以上に目立ちたくないし、決行は早朝。

 

 札幌北部からの所要時間は約90分。

 着いたのは8:00過ぎくらいだったはず。チラホラと人がいる。年寄りが 多いかと思ったが、実際には家族連れが多かった。若者はさすがに少ない。

 管理する人もまだ来ていないようで、迷路も無料。というか無断。

 とりあえず撮影。

 

 

ウォーリーを探せ
自分を真ん中に移したのは失敗か。

 

 

 

 

 そして無料?のチャリ貸し出しがあることに気付き、ここでひらめく チャリ使用。

 

 そう、予定していたものではないのだ。

 

 自分の企画としては

(1)撮影者:チャリが映っていない状態で撮影開始(アングルは終始固定)。

(2)出演者:ベルを鳴らしながら突入。

(3)出演者:カメラ目線。

(4)出演者:そのまま通り過ぎる。

(1)撮影者:撮影終了。

 というものであったのだが、意図を伝えていなかったので(1)が失敗。

 

 気付いたのは撤退後だったので撮り直しはせず。それほど悪くはないし。

 

 

 チャリを返すときに一組のカップルとすれ違った。彼の方は不思議そうな 顔をしてVer2.0を見つめていた。

 

 帰り道、車を運転しながら、北竜を出る辺りまでVer2.0を着けていたが、 気付く対向車はほとんどなかった。気付かないのが普通か。

 

 

 ある人に「あれ、本当に撮ったの?(映像を加工したんじゃないの?)」と 聞かれた。

 もちろん加工などはしていない。動画の編集はしたことないけど、かなりの 根気が必要な気がする。しかし、おそらくそれ以上に実践する自分の神経が 驚かれたのだろう。

 

 ある人に「通り過ぎた後のあの間は、計算のうち?」と聞かれた。

 実際は計算していたのではなく、デジカメが古いため録画の時間が5秒きざみ だったため(使いこなしてないだけ?途中で止めれる?)。

 でも結果的にはいい味出してたかも。

 あっという間に通り過ぎて、その後に頭の中を整理させるために設けたような しばしの沈黙。揺れる向日葵。

 おそらくほとんどの人が2回以上見たことだろう。そして一時停止したこと だろう。あんまり見ないで♪

 

 疲れているせいか、文章が単調ですね。というかタグ使っていないだけ?

 

ひまわり

<2005/09/21>