僕は以前、コンビニで深夜のバイトをしていました。５年くらい続けて、 「深夜の店長」（←怪しい響きが素敵！）まで登りつめました。

　店によって違うかもしれませんが、僕の働いていた店では「オーナー」と 「店長」は別物でした。

　どこのコンビにでもそうなのですが、店員は客が店に 入ってくると「いらっしゃいませぇ」と言います。 アクセントは人それぞれだと思うのですが、僕の場合は 「いらっしゃいませぇ」でした。 ちょっと変わっていると思われるかもしれませんが。

　ま、そんな話はいいのですが、 長期間同じような行動をしていると人間、慣れてしまうものです。

　最初は

・店に客が来たら「いらっしゃいませ」と言う

だったのですが

・店に誰か来たら「いらっしゃいませ」と言う

・・・

いくつかのステップを経て次第に

・近くでドアが開いたら「いらっしゃいませ」と言う

という風に習慣づいてしまいました。

　自宅や大学の講義室で人が入ってきたときに何度か 「いらっしゃいませぇ」と口走りそうになっている 自分には気が付いていました。

　一番恥ずかしかったのが客として別のコンビニに入ったときに 口にしてしまったときですね。

　店に入った瞬間に比較的大きめな声で 「いらっしゃいませぇ」 と反射的に口走ってしまいました。自分で自分に 「俺は一体誰だよぉ！」とツッコミを 入れたかったです。

　自分を含めた店内全ての人間が状況を把握できなかったはずです。

　人間が生きていく上で必要な機能である「慣れ」ですが、往々にして それが災いをもたらすこともあります。皆さんも気を付けましょう。

　全く関係ない話ですが、先日会社で電話の応対をしたときに、いつもなら 上手く言える「○○○▲▲××開発センターです。」というのが上手く言えずに かなりドモって、地球外言語のような音を発してしまいました。