大学時代のテニスサークルでの話。

　毎年、新入生を歓迎する意味も込めてニセコで春合宿というものを行なっていました。 一泊して二日目の昼近くのことです。 　僕と先輩数人で練習もせず、呑んでいたのですが、ふとフィルムの残っている使い捨てカメラを 見つけました。

先輩：　「このカメラ誰のだ？」

ツタン：　「多分、Ｒちゃんのじゃないっすか？」

　ちなみにＲちゃんは京都出身のかなりおしとやかな女性で、ゆったりとした口調で
「あんなぁ〜、うちなぁ〜」（あのね、わたしね）というようにしゃべるかわいらしい 感じでした。

　で、先輩がいきなりカメラを持ち、僕を洗面所まで連れて行きました。

そして少しズボン脱ぎながら

先輩：　「オレ自身を撮れ」

ツタン：　「いや、そりゃマズいでしょう」

何より、先輩のモノを間近で見たくなかったのかもしれません。

先輩：　「じゃ、根元までにしよう！」

ツタン：　「ん〜。ま、それならありかもしれませんね。」

お酒の勢いもあり押し切られてしまいました。

ツタン：　「それじゃ、撮りますよ〜」

先輩：　「上半身（顔）は入れるなよ！」

ツタン：　「あっ、なるほど。ハイチーズ」

　そして僕は根元２cm程度が見えるまでズボンが下ろされた先輩の下半身を写しました。

　現像に出し、返ってきた写真を見て彼女は何を思ったのでしょう。 二度とサークルには来てくれませんでした。っていうか現像されたんですかね？

　もしかして先輩にはＲちゃんに対する歪んだ恋愛感情があったのかもしれません。 単なる悪乗りだとは思いますが。

　ごめんよ…Ｒちゃん