2003/02/21　18時ころ（現在から１年くらい前です）

　携帯電話を見てみると見知らぬ番号(090-9521-XXXX)からの着信履歴(17:52)が残っていました。 長々と鳴っていたら（バイブですが）気付いていたと思うのでほとんどワン切りに近かったのでしょう。 （今の僕の携帯D505iには着信していた時間が出ます（笑））

　番号通知してきていたので誰か僕の知っている人だと思いかけ直してみました。 ここで仮にその相手(♂)を「お命」と名付けます。

ツタンカーメン：　「先ほどお電話いただいたようなのですが」

お命：　「ああ、俺」

ツタンカーメン：　「誰？」

お命：　「○○に○○ってた○○だけど」（←聞き取れない）

ツタンカーメン：　「はい？」

お命：　「○○に○○ってた○○だけど、わかんない？」（←またもや聞き取れない）

　この時点ではまだきっと知り合いなのだろうと思っていました。でもちょっとムカついてた。

お命：　「あんた変なとこに電話かけたでしょ」

　大体この時点では何が言いたいのかは分かったのですが

ツタンカーメン：　「いや、かけてないです」

お命：　「かけたからその番号分かってんだよ」

（その番号って言われてもそっちは適当にかけたんだろ。事実どこにもかけた覚えないし）

お命：　「それで、お金振り込んでくれないとあんたの命取りに行くことになるから」

失笑。

ツタンカーメン：「ああ、そうですか」

ガチャリ。

　

　自分からの通話ということでこの時点で切ってしまいました。 相手からだったらもう少し付き合ってあげてもよかったのですが。

　それ以降は待てど暮らせど電話は来ませんでした。 暇で通話料がかからないなら色々話を聞きたかったのですが。 ちなみにお命の態度はそれほど威圧的というわけでもありませんでした。 もっと威圧的であれば、最初ビビって、段々とこっちがキレていたでしょう。 何にしても必要以上にイライラしなくてよかったです。 終わってみると最初の対応はなんだったのでしょうか。

　全体の感想は完全に論理的でないことと、「命取りに行く」という いかんともし難いこの表現にある意味感動してしまったということです。

　マニュアルがあるのかもしれないですし、お命のセンスかもしれませんが 「命取りに行く」という表現をお命がどういう意図で使っているのかが 個人的に分かりません。

　おそらくは脅し目的で使ったのでしょうがウケ狙いという線も捨て切れません。 僕としてはウケ狙いだった場合にはかなりお命のセンスは賞賛すべきもので、 むしろ爆笑できなかった僕の方が無礼だと言わざるを得ないでしょう。

　あまりない状況だったということもあり、動揺していたわけではないのですが、 深読みする余裕まではありませんでした。

　ウケ狙いだった場合にはやっぱり知り合いだったという可能性もあります。

　ただ脅し目的だった場合に「命取りに行く」という表現で脅しきれるのでしょうか。 脅すつもりなら最低限「殺す」「ぶっ殺す」「家（会社）に取り立てに行く」くらい にして欲しいです。

　個人的には脅し文句としては「会社に取り立てに行く」とか言われたら かなり嫌な気分にはなると思います。勘弁してくれよって感じです。 あり得ないと分かっていても多少心配になるでしょう。

　まぁお命にとっては僕が会社に勤めているかどうかは分かっていないと思うので 相手の不確かな(?)情報をお命自ら示して墓穴を掘る可能性があるから そういう表現は使わないという可能性もあるとは思いますが。

　そのあと、世の中にお命みたいなことしてる人がたくさんいるのかなとか、 それを真に受けて、苦しんでいる人もいるのかなとか、あれがお命の仕事なのかなとか 考えたらなんか寂しくなってしまいました。

　他人の幸せを喜べる人が増えればもう少し素敵な社会になると思うのですが。

　変なことを長々と書いてしまいましたが、最近変なこと、変な人多いですし 気を付けて下さいということです。自分の考えでは理解できない人もいますし。

　お命が命取りに来た場合にはまた報告します。

　お命に命取られた場合には報告できません。ホームページも更新できません。

　どちらもあり得ないとは思いますが。

　

　で、最近というか世の中ぶっそうです。ちょっと前にはオレオレ詐欺*やその亜流が流行 したり、架空請求も話題になりましたね。ちょっと違うところではクローン電話*ですとか。

　そのようなこともあり、オンライン・オフライン問わずのセキュリティ等に関しても いつか書きたいと思っています。大抵の場合、突かれるのは心の隙です。

　

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オレオレ詐欺
　オレオレ詐欺とは、別居している孫・息子のいるじいさん・ばあさん宅に電話をかけ、 「あ〜、じいちゃん？オレ、オレ。今、事故起こしちゃって示談金が必要だから振り込んで 欲しいんだけど」と名前を名乗らずに振り込ませるという手法の詐欺です。様々な亜流が 発生し、実際の名前を名乗るものや色々理由を変えたものが大流行でした。
　やる方としては 電話かけて失敗したら切ればいいだけ、ということでリスクも少ないと考えられているので しょう。どうしても振込みたいのであれば、こちらから知っている番号にかけ直すコールバック という手法が有効でしょう。

クローン電話
　ある日突然、携帯電話の多額の通話料金の請求が来たというような人が何人かいて、 「自分と同じ番号で使える電話がどこかに存在し、誰かがそれを使っているのではないか？」 というようなことから発生した噂だと思われます。 ドコモはクローン電話の存在を 否定していますが、実際はどうなんでしょうね。