先日、噂のエンジンオイル NUTEC（ニューテック） を入れた。
恐らく北海道で扱っているのはタイヤ館とNISMOくらいなのかな。 あ、でも代理店もあるのか。 僕が交換してもらったのはタイヤ館275。理由は一番家から近いから。
噂といっても、GT-R Magazineで取り上げられていて、絶賛されている のだが、まだまだ認知度は低いというのが現実だろう。タイヤ館月寒店 でもやはりGT-Rで交換する人が多く、その他は外車の人が多いという こと。
選んだのはNC-50 ESTER RACING。 １リットル\2,400程度。前に使っていたカストロールのHeatProtection よりも結構高い。４リットル\13,000のNC-41 RACE OILの方が良かった のかな。それぞれ１リットルと４リットルしか売ってないから商品の 位置関係が分からない。
（↑を書いてから知ったのだが、NC-50はNC-41の廉価版らしい。 次はNC-41だね）
記憶では、オイルの性能を添加剤に頼らずにベースの部分から底上げした というようなオイルだったはず。粒子が通常のオイルの1/10だとか。
前回のオイル交換時にカストロールにUltra Power GOLDという添加剤の ようなものを入れたのだが、こちらもそこそこ良かったので、別の機会に 書きたいと思う。
今回はオイルの銘柄を変えるということもあり、フラッシングも慣行。 多分、前オーナーもやっていないだろうから、初になるのかな。
フラッシングオイルはタイヤ館275には２種類あるらしく、高い方を使用。 エレメントはBOSCHを選択、というかほぼそれしかない。
BOSCHというと小室哲哉のSHOUTという曲の「Boschのライトに照らされた 長く眩しい足で 環状線を横切る君はいつもよりWild face♪」 という歌詞を思い出すのは自分だけでしょうね。
それまで入ってたUltra Power GOLDがどのような状態だったのかという ことも知りたかったので、「入ってたオイル、どんな状態だったか教えて 下さい」と注文しておく。
作業予定時間は30〜40分とのこと。
多くはないが店内の商品やカタログなどを見ながら時間を潰す。最近では どこもそうだが、雑誌や自動販売機、椅子があるのでそれほど困ることは ないと思う。
作業終了して、前のオイルの状態を聞いてみると「真っ黒」とのこと。 前回交換から、確か３ヵ月3,000km程度だったと記憶している（パソコン のデータ消えた際に、その辺も消失してしまったので）。
真っ黒だったのは「今までのオイル」と「フラッシングオイル」の両方で、 そのことから汚れの種類を完全ではないが、二つに分けることができる。
・前回交換時から、今回の交換までに発生した汚れ
これは、事実なのか分からないのだが、「いいオイルは汚れやすい」と 言われることが多い。2,000km走行程度でスタンドで見てもらうと 「結構汚れてますね」と言われる。走ってもエンジン自体には汚れが 蓄積せず、オイルが吸収するということだろう。
・エンジン内部に以前から溜まっていた汚れ
上記のこととも関係するのだが、エンジン内部がすでに汚れていると、 蓄積していた汚れを落とせるかどうかということ。
GT-R Magazineによると、NUTEC初投入後、最初の交換時には真っ黒 だったらしく、次回交換時にはあまり汚れていないはず、とのこと。
蓄積していた汚れを落としたんだろう。
今回は、フラッシングしたからちゃんと洗浄されていれば、次回交換時 にもあまり汚れていないはず。
今回はフラッシングとオイルの銘柄変更の二つを同時に行なったという こともあり、どちらの効果かは分からないが違いは体感できた。
前回、Ultra Power GOLD を使ったときには、フリクションロスが減り、 エンジンの回転が軽くなったようなフィーリングだったが、今回はそれに マイルドさ（？）というか優しさが加わった感じ。
ちょっと伝えるのが難しいのだが、どちらも体感できたということ。
前の車で8,000kmで交換したときも違いを体感できたのを覚えている。
ただ人間の思考というものは単純で、「違い」は体感できても、それが 「良い」のか「悪い」のかは「違い」から判断するのではなく、「状況」 から判断することがあるかもしれない。
「良いモノ」に交換したはずだから、「良く」感じているのかもしれ ないので、あまり信用しないように。
思ったのは、「使い古したオイルはシャバシャバになる」というような 表現を雑誌等でたまに見るのですが、そうすると、その方がエンジンは 軽く回りそうな気がするのですが、なぜかオイル交換後の方が軽く回る 気がします。不思議だ。
と、思ってたけど、これを書いている最中に読んだ某雑誌によると、 「スラッジなどがオイルに混ざると粘度が上がることもあり、使った オイルの粘度に関しては素人による判別は不可能」というようなことが 書いてあった。
つまり、オイル交換すると軽くなることもあるかもしれない、という ことですね。
