先日、とうとうクラッチを交換した。同時にステンメッシュのクラッチホース とソリッドシフト（クイックシフトみたいな感じ）も同時交換。
それまで装着されていたのは、おそらく新車購入時のままの純正クラッチ。 走行距離が90,000kmを超えたので換えどきと言えば換えどきである。
交換前はというと、プル式だということに加えてクラッチ自体が減っていた ので、かなり手前でつながっていた。自分も、前の車から乗り換えたときに少し 驚いたくらいだ。最初から減ってはいたのだろう。
実際、装着されていたクラッチディスクを交換後に見せてもらうと、かなり 減っていて、リベットの頭が削れているほどだった。
実物というものを初めて見た。クラッチディスクとフライホイールは ブレーキパッドとローターの関係に似ていると思った。間違ってる？
使っていたときの不満は、飛ばしたときのシフトチェンジ時に滑ること。 圧着力が弱いのではなく、おそらく自分のクラッチ操作の下手さが原因なの だが。半クラッチの範囲が広いということもあり、半クラッチ状態の時間が 長いのだろう。クラッチの不満というより、思いっきり自分の能力の問題。
半クラッチの範囲が狭まれば、少しはマシになるだろうと思っていた。
交換作業は半日程度。朝に持っていって、夕方くらいの仕上がり。
踏力やミートポイントの違いに慣れずに路上に出るのが不安だったので、 敷地内で練習させてもらう。
まず、踏んだ感じ。軽い。純正に比べて大体10%程度、軽い気がする。
つながる場所はやはり以前よりかなり奥。なのでうっかり以前のような つもりで操作するとエンストしてしまう。慣れるまではかなり気を遣いそう。
その他にちょっと気になるのは、３速1,500rmpくらいで共振なのか、変な 振動が発生してしまうときがあること。毎回ではないし、あまりそのような 運転をしなければいいだけなので、不満というほどではない。
クラッチホースは全く体感できず。明らかに体感できるものとも思ってない けど、クラッチと同時交換したら分からないのも当たり前。
そしてソリッドシフト。フィーリングとして、コキコキ感が増したかと 聞かれれば、増したような気がするという程度。おそらく数％程度。
ショートストローク化したのかと聞かれれば、こちらもしたような気がする という程度。
つまりほとんど体感できず。
帰り道でのエンスト１回。
初日や次の日はかなり神経使って走っていたけど、３日目にもなると交換 したことすら忘れてしまうほど慣れていた。人間の適応能力って凄いな。
でも、今までのクラッチのこと忘れて、あっさり次に乗り換えてしまった ような自分に少し不満（意味不明）。
使い勝手という意味では、半クラッチの範囲もほとんど変わらないし、 必要踏力も軽くなっているので不満はないのだが、逆に交換した実感というか、 「強化」っぽいフィーリングがないので、そういう意味では不満。純正と 言われれば納得してしまうだろう感触。
カッパーミックスという素材のせいもあるのだろうけど、カッチリ感は 足りないかも。使いやすいとも言えるんだけど。